NPO法人ボランタス 学生ブログ

NPO法人voluntas 高校生と大学生のみで運営しているNPO法人です。

「食べ物を捨てない選択が誰かを支える」

―フードバンクを通して見えた社会の課題―

著者名:坂本友歌

皆さんはフードバンクを知っていますか?

まだ食べられる食べ物が捨てられている一方で、十分な食事をとれない人がいるという現実があります。私は以前、「フードバンクむさしの」でボランティア活動に参加し、この矛盾を身近に感じました。この記事では、フードバンクとは何か、なぜ必要とされているのかを、体験を交えて伝えます。

そもそもフードバンクとは何でしょうか。フードバンクとは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品を集め、生活に困っている人や福祉施設、子ども食堂などに無償で届ける活動です。企業や農家、個人から寄付された食品が、必要としている人のもとへ届けられます。「もったいない」と「困っている」をつなぐ仕組みだと言えるでしょう。


出典:消費者庁消費者教育推進課 食品ロス削減推進室(令和7年6月27日)

『食品ロス削減関係参考資料』

私が参加した活動では、寄付された食品の箱詰めや配布準備を行いました。賞味期限を確認しながら作業する中で、「この食品が誰かの今日の食事になるかもしれない」と感じ、責任とやりがいを強く感じました。また、支援を必要としている人が私たちのすぐ近くにいることにも気づかされました。フードバンクが必要とされる理由は、食品ロスの削減と、貧困や孤立への支援です。実際にフードバンクには、一人暮らしをしているたくさんの大学生がきました。食品ロスを減らすことは環境を守ることにつながり、食の支援は人の生活を支えます。フードバンクは、この二つの課題を同時に考えることができる活動です。

■グラフ例②:フードバンクの支援先(イメージ)

出典:全国フードバンク推進協議会

私たちにできること フードバンクを支える方法は、ボランティアとして現場に参加することだけではありません。食品を無駄にしないように意識して買い物をすることや、家庭で余っている未使用の食品を寄付することも、大切な支援の一つです。また、フードバンクという活動を家族や友人に伝えるだけでも、支援の輪は少しずつ広がっていきます。